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インタビュー

【70代男性社員:Sさん】根気よく、ひたすら根気よく関わり続けること。若い人たちに働く男の背中を見せる。

2022-02-16

株式会社H・R・C(旧株式会社アズマ)の中途社員として、40代で全く未経験の製造業に飛び込んだSさん。70代に入り、定年を超えてからもなお若い人たちに「働く男」の背中を示し続けている。入社当初、人生で初めて見る図面を前に「全くわからなかった」と話すSさんは、どのような経緯を経て今に至るのか。H・R・Cを長年支え、若い人たちを指導してきた職人の哲学に迫った。

40代、ゼロからのスタート。

―入社のきっかけは何でしたか?

―Sさん:以前勤めていた会社を退職したのがきっかけです。高校を出てから、繊維の卸問屋で営業担当として20年以上働きました。しかし一身上の都合で退職することとなり、転職活動を開始。ご縁がありまして、H・R・Cで働かせていただくこととなりました。

―未経験のお仕事に不安はありましたか?

―Sさん:もちろんありました。図面なんて人生で初めて見ましたから、全く理解ができません。私たちの世代では「見て学べ、技を盗め」といった考え方がありましたが、見ても全くわからないもんですから、率先して聞くしかない。なんでこれがこうなってこうなるの?と疑問ばかりの中、一つひとつ諸先輩方に質問し、教えもらいながら仕事を覚えていきました。

―先輩方の指導やサポートがあって、今のSさんがあるのですね。

―Sさん:その通りです。指導から何から、本当にお世話になりました。性格上口数が少なかったり、口下手だったりする方はいらっしゃいましたが、仕事を進めていく上でわからないことは丁寧に教えていただけます。どの部署であっても、そうした先輩方がいらっしゃいましたから、安心して仕事に打ち込むことができました。

若い社員が誇れるような会社に。

―定年を過ぎ、今も現場で活躍されていますが、どのような想いで働かれてきましたか?

―Sさん:男たるもの、いい会社に入って誇れる仕事をしたいと思っておりました。子どもが学校で「お父さんはどんな会社で働いているの?」と聞かれて答えたときに、「すごいな」と思ってもらえるような会社で働きたいと。ご縁があってH・R・Cのような立派な会社で働かせていただいておりますが、私だけでなく若い人たちにとってもそう思えるような会社にしていきたいと思い、一生懸命お仕事させていただいております。

―会社からはどのようなことを任される機会が多いですか?

―Sさん:少し長く生きて働いてきた者として、仕事に取り組む姿勢や挨拶といった、基本的ですが大事な部分を若い人に指導する機会が多いですね。社長も常々おっしゃられていますし社訓にも記されていますが、いつの時代であっても仕事に一生懸命取り組むこと、目を見て挨拶をきちんとすることといった、当たり前のことは揺るぎません。他所からお客様がいらっしゃった際、社員一人ひとりが会社の顔になりますから、私自身今でもとても大切しています。

教えるというのは、根気よく関わり続けること。

―今後新しい仲間が増えた際は、お仕事のサポートをしていきたいとお考えですか?

―Sさん:それはもう、当然、当然ですよ。私だって当初全く仕事がわからない中、一から諸先輩方に教わってきましたから。その恩返しはきっちり会社の中でしていきたい。私もまだまだ未熟ですから、若い人に立派な仕事を伝えらえるかどうかはわかりませんが、できることをていねいに伝えていきたいです。

―サポートの際は、どのような意識で関わっていますか?

―Sさん:根気よく、ひたすら根気よく関わることですよね。よく「やってみせ、言って聞かせ、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」と言いますが、その通りです。子育てと同じで、今日言ったことが明日いきなりできるようになるわけがない。教えるということは、根気よく関わり続けることが大事です。これからも新しい仲間が安心して、立派に仕事ができるよう、頑張っていきたいと思います。

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