【30代男性社員:Mさん】社員それぞれが輝ける環境を。任された仕事で信頼に応え続ける若き係長。
若くして製造グループ製缶部門の係長を任され、部署全体を取り仕切る立場で活躍しているMさん。持ち前の明るさと愛されるキャラクターで、働く年長者と若手の間に橋を架け、円滑に仕事が進むよう取り持っている。株式会社H・R・Cに入社して15年、社長の采配でみるみるうちに頭角を表したMさんは、「社長が社員をちゃんと見て適材適所へ配置してくれている」と話す。社員それぞれが輝ける環境とは何か?Mさんのこれまでのキャリアを通して、その真髄に迫っていく。
期待に応え続けたいとの思いで、15年。
―入社の決め手は何でしたか?
―Mさん:家から近い、が一番大きかったですね(笑)。私はもともとこの辺りが地元なんです。小学生の頃からH・R・Cの前を通って通学していたので、会社のことは昔から知っていました。まさか働くとは思っていませんでしたが(笑)。地元で育ち高校の電気科を出たものの、あまり好きになれなくて、トラックの運転手や親方についての現場仕事など、色々な仕事を転々としてきました。ただ、現場に出て機械を触ることは変わらず好きだったので、ご縁があって今の仕事に就けて嬉しいです。
―これまでお仕事を転々とされてきたとのことですが、H・R・Cには入社してから15年になると聞きました。
―Mさん:そうですね。あまり我慢強いタイプではなかったので、こちらでお世話になるまでは2年周期くらいで仕事を変えていました。H・R・Cでも入社したばかりの頃は辞めようと思ったことがあったのですが、その度に社長から「辞めたらあかん」と止められまして(笑)。必要とされている、期待されていると感じられて嬉しかったですね。
―ご自身の中で、長く続けられている理由というのはありますか?
―Mさん:結婚でライフステージが変化したのは大きかったと思います。家族の大黒柱として働かないといけないという責任感が生まれました。あとは人に恵まれたのが大きいですね。面倒見のいい人が多く、諸先輩方にたくさん教わり、学んでここまでやってこられました。
自分の得意が活かせる環境へ。仲間と一緒に仕事に取り組む。
―入社してから部署の異動があったと聞きました。
―Mさん:最初は機械加工で入ったんですが、もともと溶接の仕事をしていたこともあり、溶接の部署へ異動となりました。もし機械加工のままだったら、どこかで挫折して辞めていたかもしれません。社長の采配で自分の得意を活かせる環境で働けたのも、仕事を長く続けられている理由の一つですね。得意な領域とはいえ、まだまだつまずくことも多いですが、だからこそ頑張れますし、何くそ!との気持ちを大事にして日々仕事に向き合っています。
―現在係長という役職に就かれています。若くして部署を取り仕切るポジションを任され活躍されているのはすごいですね。
―Mさん:文句を言う側の立場から、文句を言われる側の立場になりました(笑)。現場で働いているときは上司の愚痴や文句の一つもありましたが、係長になってみて初めてその苦労がわかりました。前職の責任者に電話をかけて謝りましたね(笑)。「申し訳なかった。お気持ちよくわかります」と。
―部下を持って働くようになり、見える世界が変わったと。
―Mさん:あんまり「部下」という感覚はありませんでした。みなさんキャリアで言えば僕よりも長く先輩ですし、「仲間」との感覚の方が強いです。毎日8時間、家族以上に関わっているのが会社のメンバーです。だからこそ、僕は「仲間」の意識を大事にしたいと思ってやってきました。
―H・R・Cの強みは「設計・製作・組立」の社内一貫体制。部署間の緻密な連携はそうした「仲間」たちがいるからこそ可能なんですね。
―Mさん:そうです。それぞれが単体で仕事をしているわけではないですから。設計の次は製作へ、製作の次は組立へ、目の前の仕事が次どこへつながって、どうなっていくのか。流れを見て考えて仕事をしているので、チームで仕事をしている実感はとても強いです。
社員一人ひとりが輝ける現場を。
―Mさんのお話をうかがっていて、社員それぞれが働きやすいように、適材適所がなされているんだなと感じました。
―Mさん:社長が現場をよく見てくださっているからこそ可能なことだと思います。私自身、適性やキャリアを考慮して配置してもらいました。一人ひとりをしっかり見極めて、社員それぞれが持っている強みを存分に発揮し、また成長していけるよう、適切なポジションを任せられていると思います。